環境に優しい臼屋とは…

江戸時代は手作り…昔のままの作り方。

一昔前までは電気もガソリンエンジンも無く、合成塗料もありませんでした。そんな昔を見習うことが、環境に優しいことだと考えています。

国産の木材だけを使っています。

国産の木材だけを使っています。ただ、臼や杵に使用するケヤキやカシの原木は激減しています。

合成塗料・接着材は使用しません。

臼杵は無塗装・無着色です。埋め木などの補修にも接着剤は使用しません。

修理・メンテナンスに力を入れています。

臼作りが忙しい11~12月も修理を受け付けています。臼も杵も長くご使用いただけるよう、修理・メンテナンスに力を入れています。
臼修理の脇の黄色い菊の花1

木材を無駄なく活用します。

杵の柄には縞模様のあるカシ材も使用します。

縞模様のカシ材は、見栄えが良くないという理由であまり使われません。縞模様はカシのタンニンと鉄分が反応して黒くなったもので全く問題ありません。じつはキクイ虫がつきにくいというメリットもあります。
杵の柄にするカシ材(縞あり)

短い丸太も手作業で製材しています。

チェンソーを使用した手作業の製材で、製材所では扱えない短い丸太も活用しています。

木クズは分別でゴミ削減。

端材はレンタル用の薪にしています。さらに木クズを分類することでゴミは大幅に削減できます。樹皮は薪ストーブなどの燃料に、小さい木片は修理時の湯沸し用薪に、チェンソー屑は家畜の寝床や畑の堆肥に利用しています。
餅つき用品レンタル用の薪

手仕事によるCO2削減。

臼・杵は電気やガソリンエンジンの機械をあまり使わず、人力でコツコツ作っています。大きい材の移動も手動のチェンブロックを使っています。

キクイ虫対策に殺虫剤は使いません。

木は常に害虫であるキクイ虫に狙われていています。立ち木や原木の状態から臼になっても、常に様々なキクイ虫の餌食となってしまいます。さらに杵柄にする堅いカシ材も穴だらけにする虫もいます。当工房では徹底的に材料を管理することで、キクイ虫の発生を防いでいます。

地球環境の変化は臼屋にも深刻な問題。

寒い時期に伐採した木しか使えないのですが、年々冬が短くなって材料の調達が難しくなってきています。時期の悪い材で臼を作ると、カビが生えやすく腐りやすい、虫に喰われやすいなど良い臼になりません。さらにキクイ虫の被害が広がり、北上しています。これも温暖化が原因と考えられます。
臼屋にとっても環境問題は深刻な状況となっています。