寒い朝に焚き火をする理由とは?

冬の焚き火は手道具を温めるため臼の削り直し修理を始める前に、小さい焚き火をしています。昨日から寒くなってバケツに氷が張るようになりました。ただ焚き火で温まっているわけではないんです。刃物類が寒さで凍っていると破損することがあるので温めているんです。
親方が手チョウナをひどく欠いたことがあって、寒さで凍っていたのが原因だとこぼしていました。本当かどうかはわかりませんが、寒いときは手道具を温めてから使うようにしています。

小さいアウトドア用焚き火道具ひと昔前はよく大工さんが一斗缶の焚き火をしていましたよね。最近は焚き火の煙が問題になるので、一斗缶よりずっと小さいアウトドア用の焚き火道具を使っています。上から見ると一辺が10cmの正方形という小ささ。薪は臼を作るときのケヤキの木片や柄を作るときに出るカシの端材で、薪としては最高の材です。こんな小さい焚き火道具でも、良い薪を使えば火持ちがよくてちゃんと焚き火ができるんですよ。