臼の穴を掘っています

臼掘りの様子1久しぶりに臼を作っています。オノを使って中を掘っているところです。チェンソーで切れ込みを入れた後はオノを2本、正確にはオノ1本とチョウナ1本を使って深く掘っていきます。オノとチョウナの違いは柄に対する刃の向きの違いです。どちらも臼掘り専用の道具で、鍛冶屋さんに作ってもらいました。

臼掘りの様子2このように少しずつ深く掘っていきます。このくらい進むとチョウナという道具1本で掘ります。削るというより、ガツッガツッとはつる(斫る)感じですね。穴の口を広げるときはノミを使います。

臼掘りの様子3写真ではわかりにくいのですが、仕上がりに近いくらい深く掘れました。周囲の木くずが増えているのでわかってもらえるかと。当方の臼は餅つき用なので少し浅めで、外径50cmの臼の深さは17~18cmにしています。
横にある電機工具は強力な風が出るブロワーで、穴を掘るための道具ではありませんよ。穴の中の木くずを吹き飛ばすための、臼掘り作業では欠かせない便利道具です。