アフリカ様式の臼の作り方は不明だが、日本に古くからあるくびれ臼と形が似ているので、作り方も同じではないかと思っていた。ところが、製作してみると、同じ作り方では無理な部分がある。それはくびれた箇所の形状が異なっていたのだ。柄を曲げた弥生時代の手チョウナと似た道具で製作していることは判っている。さらに参考資料の写真の削り痕から、削る方向が横方向になることが判明した。