弥生時代の臼と杵の復元(8-1)
弥生時代の臼を復元
兵庫県立考古博物館からの依頼があり、弥生時代の臼と杵を復元することになった。弥生時代の臼の作り方は研究されておらず、簡単な図面しかなかった。そのため、弥生時代にはあったであろうという道具だけを使い、いろいろな削り方を試し、柄を付け替えたり仕立て直しをしたため、製作には1ヶ月半も掛かってしまった。
杵の復元は第五章を参照ください。
仕様
- 臼:クスノキ製、上部外径66㎝、底部外径62㎝、高さ60㎝
- 杵:カシ製、長さ108㎝・116㎝、太さ7.5~8㎝
使用した道具
- オノ、チョウナ、手ヂョウナ、ヤリガンナ、曲がりヤリガンナ、両刃平ノミ。
- 原木の輪切りにのみチェンソーを使用。