臼職人で杵職人の一年ブログ2

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臼の手掛けを作って本当の完成です

臼の手掛け臼の手掛け(取っ手)を作っています。手掛けはノコギリで切れ込みを入れて、ノミで削って作っています。この手掛けは臼職人によって形や位置が様々で面白いですよ。臼を見るときは注目してみてくださいね。これで本当に臼の完成です。

年内はこれで臼作りおしまい

年内最後の臼今年はこれで臼製作を終わりにしようと思います。まだ手掛け(取っ手)を作る作業が残っていますけど、それほど時間は掛かりません。年末までは臼杵の修理や餅つき用品のレンタルがあるので、まだまだ気は抜けません。

臼の上面と縁はカンナでシャープに仕上げる

臼上面のカンナ仕上げ作業臼作りが途中だったので、仕上げの作業をしています。上面はカンナで削って仕上げます。臼の上面は木口になるので、キッチリ研いだカンナじゃないと上手く削れないんですよ。

上面の内側傾斜臼の上面は内側に傾斜した作りになっています。定規を当てるとこのくらい内側に隙間ができます。昔は臼でお米をついていて、跳ねた米粒が内側に戻るように上面に傾斜をつけていました。餅つきの場合は平らでもいいのですが、米つき臼の伝統的な形なのだと思います。

臼内縁の仕上げ削り作業内縁も曲面になった台のカンナで仕上げます。よく切れる刃物で削らないとシャープで鋭い仕上がりになりません。ここが腕の見せ所じゃないでしょうか。

臼完成しました!

臼完成するやっと臼が完成しました!大きい臼だったので大変でした。本当はまだ未完成で手掛け(持ち手)を作らないといけません。それは後日作るということにして、とりあえず完成とします。

臼掘り道具1臼の中を削るのにこんな道具を使っています。台が反った小さいカンナと手チョウナです。臼用のカンナは市販のものを自分で刃と台を調整して欲しいカーブに仕立てています。

臼掘り道具2ヤリガンナの仲間の道具も使っています。今はカンナと言えば台カンナですが、室町時代に大陸から入ってきた新しい道具です。それ以前はヤリガンナはただカンナと呼ばれていました。台ガンナと区別するためにヤリガンナになったんです。現在では手掘り臼職人もほとんどが台ガンナ派で、ヤリガンナを使える職人はほとんどいなくなってしまいましたね。

臼の中側を掘っています

臼の中の荒掘り作業臼の中側を掘っています。オノで掘った後は手チョウナという道具で掘っていきます。臼の中側の形状を決める最も重要な工程です。じつは手道具の中で手チョウナが一番好きで、臼作りで一番楽しい作業なんですよ。

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