やっと臼が完成しました!大きい臼だったので大変でした。本当はまだ未完成で手掛け(持ち手)を作らないといけません。それは後日作るということにして、とりあえず完成とします。
臼の中を削るのにこんな道具を使っています。台が反った小さいカンナと手チョウナです。臼用のカンナは市販のものを自分で刃と台を調整して欲しいカーブに仕立てています。
ヤリガンナの仲間の道具も使っています。今はカンナと言えば台カンナですが、室町時代に大陸から入ってきた新しい道具です。それ以前はヤリガンナはただカンナと呼ばれていました。台ガンナと区別するためにヤリガンナになったんです。現在では手掘り臼職人もほとんどが台ガンナ派で、ヤリガンナを使える職人はほとんどいなくなってしまいましたね。