臼(うす)は昔ながらの作り方

伝統的な手掘りにこだわって、手作業でコツコツ作っています。

杵(きね)ももちろん手作り

柄がゆるみにくい特殊な構造と、カンナ仕上げのツヤが自慢です。

修理・メンテナンスは技と愛情で

手作業で丁寧に修理します。臼も杵もメンテナンスで長~く使えます。

レンタルでお気軽お餅つき

レンタルでは珍しい木製の臼。未経験者には餅つき指南いたします。

神奈川で唯一の臼杵製作・販売と修理の工房

近県の東京・千葉・埼玉、ご遠方の方も大歓迎!

お知らせ

 ~令和6年9月30日更新~

7月にサイトをリニューアルしました。

・関連ページを統合して総ページ数を減らしてかりやすくしました。
・ブログを廃止して内容を充実させ、コラム欄を追加しました。
・もちつき講座HPを統合しました。

臼修理の受け付けは11月~3月です。

臼の修理は11月から3月までの寒い時期の受け付けです。
お見積りはいつでも大丈夫です。

インボイスについて

当工房はインボイス登録業者となっています。

杵専門ネットショップは休止中です。

杵の材料不足のためネットショップは休止中です。

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臼と杵の工房 柴田は手作りにこだわります。

昔ながらの道具と製作方法。

臼作りの手道具
木臼作りの手道具は多くが鍛冶屋への特注品です。縄文時代後期からある最も古い木工技法である刳物(くりもの)で作られています。
杵の特殊な構造
杵は柄も頭部分もすべて手作り、手仕上げ。さらに柄は先が角で元側が楕円のゆるみにくい特殊な構造になっています。ノミで掘る手作業ならではの作り方です。

修理に力を入れています。

削り直し補修
長年の餅つきで傷んだ中部分の削り直し修理例です。修理・メンテナンスで長くお使いになれます。昔ながらの手道具による手作業で、丁寧に削り直します。
杵の削り直し補修
杵先の傷みは短く切断して丸く削り直します。臼の縁を叩いて割れてしまうと割れたり掛けたりすることがありますが、割れ欠けが小さいときは短く切断したり、削ったりして修理できることがあります。

多くの人に餅つきを体験して欲しいから。

餅つき用品レンタル一式
餅つき用品のレンタルは木臼と杵2本にバケツとたわしが付きます。薪用蒸し器のセットでは薪が無料サービスとなります。家庭用のガスコンロ用蒸し器もご用意。気軽にお餅つきをお楽しみください。

臼の道具は鍛冶屋さんに特注。

臼作りの道具は鍛冶屋さんへの特注品
臼作りの道具の多くは鍛冶屋さんの特注品。臼の中を削る手チョウナは刃先の形状が微妙ため、目の前で製作していただきました。

こんな活動も・・・

弥生時代の出土品の臼と杵を復元
兵庫県立考古博物館からの依頼があり、弥生時代の大型の木臼と棒状のタテ杵を復元しました。臼はクスノキで作られています。当時から存在していていた手道具を使っています。

出張修理も・・・

北鎌倉・円覚寺・龍隠庵で出張修理
どうしても臼が運び出せないという場合に限り出張修理を承ります。写真は北鎌倉円覚寺内の龍隠庵で石段を50段も上がったところにあるため出張で削り直し修理をしました。

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自己紹介

手作りすぎる すぎる職人
臼職人・杵職人 柴田 芳久(しばた よしひさ)
1964年神奈川県藤沢市生まれ。天秤座、血液型O型。
バブル崩壊を機に広告関係の仕事から30歳で植木屋に転職。
1999年(34歳)刳物(くりもの)木器作家デビュー。
2000年(35歳)で埼玉・飯能の臼杵職人・吉田徳次に弟子入り。
2003年に神奈川・藤沢で独立・開業。 他の臼職人の手伝いをして技を磨く。
2020年に職人歴20年を迎える。
手作り、手作業、環境にこだわって臼と杵を製作し、近年は修理に力をいれています。当ホームページも自作しています。

環境に優しい臼杵作りを目指しています。

(1)昔のままの作り方。
(2)合成塗料を使わない。
(3)修理に力を入れる。
(4)材を無駄なく活用。

掲載書籍・雑誌

「シリーズ昔の農具3 うす・きね・水車」農文協
(主に学校や図書館に置く子供向けの本。)
「NHK 食彩浪漫 2008年1月号」日本放送出版協会
「dancyu 2009年1月号」プレジデント社
・・・その他

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コラム

臼職人になった経緯。

 ~作成日:令和6年8月30日~

お客様によく臼職人になった経緯を聞かれるので、コラムとして掲載することにしました。20歳台のときは都内で広告デザインの仕事をしていました。29歳のバブル崩壊で広告業界も大変なことになり、この機会に体を使う健康的な仕事がしたい思い、植木関係の会社に転職しました。手入れや造園の植木屋ではなく、畑で植木を育てて出荷する仕事です。

本当は木工関係で探したのですが、未経験での募集がありませんでした。転職してからは趣味で木を削って器を作り拭き漆(うるし)で仕上げる刳物(くりもの)の器を作っていました。34歳のときに植木の仕事はやめて、翌年の2000年に木器作家として東京・目黒にある工芸ギャラリーでデビューすることができました。

同じころに雑誌で埼玉・飯能の臼職人の吉田さんの記事を見て、臼が作れたら面白い物が作れるのでは、と思い立ち会いに行きました。作品の木器を見せたところ「これならすぐに臼職人になれる」と言われてすぐに弟子入り。5年間ほどは木器作家兼臼職人として活動していましたが、40歳を過ぎてからは臼杵に専念することにしました。来年の2025年には職人歴25年になります。現在は材料不足で臼杵の製作は厳しい状況ですので修理に力を入れています。

ホームページをリニューアルしたわけ。

 ~作成日:令和6年8月31日~

2003年に臼屋を独立開業してからずっとホームページ(ウェブサイト)を自作しています。自作する理由は単純に開業費用の節約です。独学で高度なデザインはできませんが、見やすさ重視で作っています。たびたびウェブサイトの規格みたいなものが変わり、もうついていけないと思うことが何度もあったので5~6年前から完全にワードプレス(※)に移行していました。

事件は今年の6月に起こりました。何とサイトデータが改ざんされてしまったんです。最低限の復旧だけでも10日間も掛かり、あまりにも大変だったのでワードプレスをやめることにしました。ワードプレスは攻撃されやすく、構造が複雑なので不審なファイルが設置されてもわかりません。新たなサイトを作るのは手間ですがブログさえ諦めればそれほど不便はありません。臼屋が暇な時期で助かりました。

大リニューアルをして超シンプルな作り(HTMLとCSSのみ)にして、全体の構成も見直しました。一番の変更点は関連ページを統合してページ数を減らし、ページ内にもくじ(トップとアクセスページは除く)を設けたことです。各々の情報にたどりつきやすくなったと思います。さらにブログを廃止したのでサイト内の情報を増やしました。時間があるときにちょこちょこ改造しています。ホームページについてのご感想をお聞かせいただけると嬉しいです。

※ワードプレス(WordPress)とはブログやWebサイトを作る事ができるCMS(コンテンツ管理システム)で、無料のソフトウェアとのことだそう。

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